ワシントンから里帰りしたソメイヨシノ
東京庭園美術館にあるソメイヨシノ。
日本からワシントンに送られたものが、挿し木で増やされ日本に里帰りしたものです。
許可をいただいて、ひこばえや胴吹きした枝を採取し、挿し木して増やします。
昨年は、300本作りましたが残念ながら失敗。
今年は時期や、温度・湿度管理を見直して再度挑戦します。
挿し床は、小粒の鹿沼土を敷き詰めたもので、1ケースに100本程度挿し木します。
ビニールハウス用にタケの骨組みも準備します。
採取した枝を、挿し木用に加工します。
長さは、10〜15cm程度、切り口をナイフで斜めにカットします。
活性剤を入れた溶液に挿し枝を浸けて、3時間ほど水揚げさせます。
切り口に発根促進剤を付着させながら挿し床に約4cm間隔で挿し木します。
温室効果を機能させるビニールをかけて完成です。
今回は、400本の挿し木で挑戦します。